とてつもないエンタメ、止まらないゾクゾク。爆踊りした海外クラブの音活

Music

筆者がどハマりしている音楽、テクノ。その中でも心を揺さぶられたDJ、テクノ界の重鎮Richie Hawtin(リッチー・ホウティン)リッチー熱が抑えきれず海外へ。

  先日8年ぶりに来日、渋谷WOMBの23rd AnniversaryのGuestDJとしてPlayしている

筆者が実際体験した場所を紹介する。(2013年頃)

リッチー・ホウティン自身のレーベル、MINUSの拠点であるドイツ・ベルリン

リッチーホウティン初となるレジデンスパーティー「ENTER」が行われていたイビザ島

ドイツ・ベルリンの音楽カルチャー事情

ドイツはアーティストビザがあり、EU圏内では比較的取得しやすい国とのこと。世界から若者やクリエイターが集まり、カルチャーが育つ環境である。ベルリンのWarschauer Straßeという駅周辺(筆者もここを拠点にウロウロ)は特に鉄道倉庫跡地があり、ギャラリーやクラブが多く点在している。

そしてクラブ入場料が安い。日本では普通イベントは大体3000円ほど。著名DJイベントとなると6000円程は当たり前。今から紹介する世界3大テクノクラブ、ベルクハインでさえ15ユーロ。ほとんどのクラブは3〜5ユーロだそう。遊びに優しい国である。要素が重なり音楽カルチャーのクオリティも高くなる。

Berghain 

Berghain(ベルクハイン)は世界最高峰と言われるテクノの聖地、そして世界一入るのが難しいと言われるクラブである。旧東ドイツの発電所を改装して作られており、外観から圧倒される。バウンサーと呼ばれる門番に厳しくジャッジされ、入場できたことだけでもテンションが上がる。空間や音、選ばれたクラバー、全てにおいて一流である。メインフロアではテクノ中心で美しい爆音。トランス状態にならないわけがない。

          ベルクハインでPlayしたことのある日本人DJ NOBU

そして2016年9月、ベルクハインはドイツ政府が認める文化施設となる。そしてテクノを重要文化と認めた。国のお墨付きになったのである。

Suicide Circus

SuicideCircus(スーサイドサーカス)は日本人DJも多くPlayしている。こちらも4つ打ち中心。筆者もリッチーホウティンのイベント「ENTER」でもPlayしている、日本人DJ HITOさんを聞きに。もちろん最高のサウンドで踊りまくり。ドイツ在住の友人は来るたびに壁にアートを刻みこんで帰っているらしい。そんな自由度の高いクラブである。

            ベルリンを拠点に世界中で活躍しているDJ HITO

イビザ島の音楽カルチャー事情

クラバーなら知らない人はいないであろう、イビザ島。毎年7月から9月にかけて世界中のトップDJが集合し超ド級のパーティーが毎晩、島の各所で行われる。最近は開催期間も伸びてるそう。シーズン中は街中にテクノがガンガン流れており、常にパーティー状態。ネオンが光る店が立ち並び、眠らない街。クラバーにとってはパラダイスである。チケットは当日券より前売り券を買うべし。20%程安く買える。24時間パーティをしている箱もあり、エネルギーに満ち溢れている。そして後に紹介するカフェデルマールはチルアウトミュージックとして有名であり、全く違う側面もあり奥深い島である。

Space IBIZA

Space IBIZA(スペースイビザ)はイビザ島最大のビッククラブ。リッチーホウティンのイベント「ENTER」の箱である。まずはDJのラインナップの凄さ。リッチーやDJ HITOさんはもちろん、名だたるメンツ。筆者の時はDubfire、Loco Diceなど。日本だとフェス並み。これが毎週なのである。それだけでも興奮する。サウンドは間違いなく最高のクオリティである。クールで脳内のアドレナリンが最大限に放出する。踊らずにはいられない。そしてびっくりしたのがクラバーはお酒は飲まず、水で楽しむのである。お酒がとにかく高い。大体1杯180〜300ユーロなのである。これを吸うよあがるよ!と怪しげなものもチラホラ。。。とにかくみんなで楽しもうよ精神は凄い。音がいいからお酒がなくても絶好調になれる。

             筆者が実際Space IBIZAへ行った日の様子

Space IBIZAは2016年閉店。現在はオーナーが変わり2017年にHi IBIZAに。新しい風が吹いている。

Cafe Del Mar

Cafe Del Mar(カフェデルマール)はここもイビザ島といったらの名所であり、チルアウトミュージックの聖地である。

チルアウト系コンビネーションアルバムが有名で、世界中で爆発的なヒットをだしている。

   最新作を出し続けているがおすすめはこの名作 Cafe Del Mar Vol.5

そしてカフェデルマールは、世界一の夕陽が見られる場所としても知られている。水平線に沈みゆく美しい夕陽。波音やDJが選曲した音楽を聞きながら夕陽を見るという、至福な時間が過ごせるのである。天候やその日の雰囲気で選曲され、その日限りの時間を楽しめる。ゆったりした音楽と夕陽。朝まで踊りまくって疲れた身体を浄化してくれた。クラブ遊びだけではないイビザ島の違った顔がみられる。

2021年に発売されている Cafe Del Mar Vol.27

そして2019年にはバリ島にも店舗ができたそう。こちらも新しい展開をみせている。

まとめ

いかがだっただろうか。

YouTubeやSNSで気軽に海外の音楽を楽しめる世の中になったが、やはり実際に訪れないと分からない臨場感や空気、匂い、音がある。またテクノなどの音楽業界やクラブも随時変化している。ぜひ足を運んで体験してほしい。


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